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2017-06

わが愛する浜名湖うなぎ - 2017.03.23 Thu

ぼけぇぇ........................ と窓の外見てたら、鴉が騒ぐ。
10羽くらいが飛びまわってる。なんか異変でもあるんじゃないか。
そういってたら目が醒めてきた。

今日は だから、風は吹いていない。
すこし温かいのかもしれない。
なんだりかんだりしてたら、ピンポン鳴って、ゆうパックがきた。

なんだよ。はやいじゃないっていってたら、もう10時ですよ。
え。 オレ、そんなに眠ってたん。
なんだかしらないけれど、ますますの寝坊助すてれんきょー。

 17323-a2.jpg

そういえば、大阪の妹に「いかなごの釘煮」を頼んでおいたのだ。
さっそくお礼の電話すると、今年は不漁で高値だっていう。
この釘煮が大好きなので、うれしかった。

大阪湾、播磨湾のイカナゴが2年続きの不漁らしいのだ。
それを知らずに頼んでしまったものだから、
あちこち探しまわって、やっと確保してくれたらしい。

不漁の原因が「高水温」ではないかという。
やっぱりそうなんだね。浜名湖のアサリもそうらしい。
こちらも2年連続の不漁で、2年連続の潮干狩り中止となった。

アサリの幼体は、砂のなかにいるのではなく、
水中に浮遊していて成長し、やがて着底して貝になるんだ。
その浮遊の時季の水温が高くて死んでしまうらしい。

これが温暖化の影響であれば由々しき問題なのだね。
知らない間に、こうして環境が変化している。
いつまでも快適な生活は続かないってことに、気がつかないといけない。

で、さっそくお返しの「浜名湖うなぎ」を手配した。
鰻加工場から電話1本で送ってくれるサービスがあって、
うちはパトさんのお友達やらに、よく送るから上得意になってる。

 うなぎ白焼 山口 ←Click

やっぱり「浜名湖ブランド」なんだな。お相手に喜んでもらえる。
ちかごろの鰻は高いけれど、それだけ喜んでいただければ、
こっちもうれしいわけだからねぇ。

 17323-a1.jpg

鰻の高値も、やっぱり稚魚がとれないことにある。
子供の頃、細い鰻をメセロといった。
その稚魚であるシラスウナギは、メセロッコ、メソッコといった。

メッコともっと短くなってしまった経緯はわからないが、
遠州の人は言葉を詰めるのが好きなんだな。
気が短いのかねぇ。

クルマエビの小さなものをサイマキというが、
これはマキエビといって、最後はマッキィと詰まるんだ。
漁師言葉に、こういうものが多いけど.........

ウナギは神秘に包まれた魚であった。
このメッコがどこで生まれるかがわかってから、
それほど経ってはいないからね。

そのむかし、西洋でもウナギは山芋が化けるといわれ、
かのアリストテレスでさえ、泥から生じるといっているんだもんね。
オレだって、小学校の横の川で一生を過ごすと信じていた。

 16331-sn03_2017032311393580e.jpg

ウナギ博士といわれた松井魁博士が、
沖縄と宮古島付近を日本のウナギの産卵場だと推定したのが、
なんと昭和32年であった。

ウナギの幼態をレゾトケパルスという。
水深400mの深海で生まれてレゾトケパレスに変態して、
2年か3年の月日をかけて日本の沿岸にやってくる。

このメッコは透明で冬の寒い時期に日本沿岸へ接岸する。
最近では、さらに接岸する量が減って、
泳ぐダイヤモンドといわれるくらいに貴重になった。

12月になってメッコ漁が解禁となり、
浜名湖には目の細かいメッコ網が立てられる。
天竜川河口などでも採捕が行われる。

遠州灘では夜の寒さのなかで波打ち際に立ち込み、網ですくい上げる。
これを養殖池に入れて人工飼育するんだね。
ま、泳ぐダイヤモンドだから、鰻重が高くなってあたりまえ。

 16331-sn02_20170323114605823.jpg

11月末頃から淡水域へ遡り始めたウナギは、
次第に成長しながら細流まで入り込んでいく。
とても沖縄ちかくまで産卵に行くとは信じられない生態なのだ。

ウナギが峠を登った、などというはなしがある。
それはあながち嘘ではないらしい。皮膚呼吸ができるのだ。
体が濡れていさえすれば、雨後の山道を上る可能性は充分にある。

たとえば、鯉がいくら跳ねても上れない滝でも、
ウナギは上流にいくことができる。
濡れていれば岩でも岸辺でものたくってあがっていくらしい。

養殖池で育てられたウナギが出荷するサイズになるのに2年。
天然ウナギは、このサイズに8年かかるという。
おなじ太さでも天然ウナギはやや寸が短いんだね。

沖縄の海まで産卵にいくのはどれくらいの大きさなのか、
シーラカンス捕獲で有名な末広恭雄博士は、
1kg前後くらいでは、と自著のなかで書かれていた。

が、そのサイズになって、何年もかけて産卵場へいくのか。
詳しいことは分かっていないらしい。
浜名湖では一縷の望みを託して成魚の放流をせっせと続けている。

 16331-sn06_2017032311460782a.jpg

浜名湖といえばウナギだが、
実は、牡蠣養殖、海苔養殖とともに発達してきた。
養殖事業の先駆者であったから、浜名湖ブランドができたのだ。

ウナギは、明治33年、服部倉治郎という人が養殖に成功している。
明治22年から手がけた先駆者は成功に至らなかったらしい。
浜名湖に遡上するメッコを捕り、これを養殖池に入れて飼育した。

明治から大正、昭和の初期にかけて、
海苔、牡蠣の養殖とともに養鰻池が増えていった。
湖岸のあちこちに養殖池があり、水車がまわる風景がみられた。

大正の終わり頃、池の増加とともにシラスウナギも、
供給が浜名湖だけではまかなえず、
利根川、霞ヶ浦での捕獲に依存するようになっていたという。

戦時中の休止から戦後の養殖業の回復はめざましく、
昭和40年の年間5000トンがこれまでのピークだったらしい。
浜名湖ウナギの全盛期であった。

鰻、牡蠣の陰で意外と知られていないのがスッポン。
これは服部倉次郎氏がウナギと同時に始めたというから、
ほんとうは養殖の歴史は古いのだ。

 16331-sn07.jpg

浜名湖の海苔、牡蠣、鰻の生産がピークに達したのが昭和40年代。
静岡県は観月園に水産試験場分場を作り、鰻の人工孵化の研究に力を入れた。
ところが.............

昭和50年代、60年代、湖内のカキ棚に牡蠣の吊り下がっていないところが、
あちこちみられるようになり、
それと同時に冬場の水温が高め推移で、海苔の不作が続くようになった。

海水の温暖化、家庭排水の流入が原因だといわれた。
湖畔の随所に見られた養鰻池、酸素を供給する水車のまわる風景が、
次第に見られなくなったのもこのころだった。

生産量は他地域に比べて少なくなった。
そしてウナギはハウス内で温度管理して、
出荷を早める方向へと向かっていった。これは当然のこと。

利潤を求めてより回転のはやい方法を求めるのは、どの企業も同じ。
が、しかし、その養鰻池に入れる肝心な稚魚は、
天然のシラスウナギ捕獲に頼るしかなかったのだ。

試験場での人工孵化に成功しているものの、
それが実用には至っていない。
昭和の初めでさえ供給が不足していたのだからねぇ。

メッコの価格は高騰し、ハウスの温度管理をする燃料もかかる。
水車のまわっていない池が次第に増えていった。
と、まァ、これが現状なのだねぇ。

ますますウナギ養殖は困難の道を歩む気がする。
が、養殖をどこよりも先駆け、浜名湖といえばウナギというブランドを、
確立した浜名湖ウナギを、もっともっと愛してほしい。

最近ではね。
「うなぎいも」ってのがあるんだな。
うなぎの加工したあとの骨や頭の粉末を肥料に栽培したおいも。

 「うなぎいも」←Click

本日は、わが愛する浜名湖うなぎ蘊蓄をひとくさり。
ほなあした...........

20chaplin_20131128081945c5b.gifゆぁ・はっぴー?

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