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2017-05

怠けもんの神さん連れてきたからね - 2017.02.12 Sun

いい だなァ。里山をみても山肌が黒い。
その向こうの1800m級の南アルプス前衛はまっしろになってる。
そういえば、午後にいっときだけ、雪がうわァと降ってきた。

はしゃぐんだな。これくらいで............
浜松の人は雪が降ると、子犬のように走りまわりたくなる。
窓のそとみたら雪雲がない。すぐに青空になった。

西日本は大雪なんだね。
昨日は新東名もすこしだけ積雪通行止めになった。
寒波が並大抵ではないらしい。

 17211-m3.jpg

夕方になって、書斎でメールチェックしていて、
なにげなく窓の外をみたら、おぅ、ってね。
いま、お月さんが家並みの上にあがってくるところ。

「お〜〜い、きてごらんよ」
こういうのは、共有することにしている。
「よくみつけたわね」

ほんと。こういうのをみつけるカンみたいなもんがある。
ま、それだけ、いつも好奇心をもってるんだな。
なんかないかしらん、って。ただのヘンな人かぇ。

 17212-g1.jpg

パトさんさんが外へでていった。しばらくして........
「はい、コーラ」
「なに、買ってきてくれたのか」

たしかに飲みたそうな顔してたかもしれん。
寒いから午後はずっと炬燵にもぐり込んでいた。
何本か、映画をみていた。

だから、冷たいコーラがうまかった。
「コーラで肉を煮るのだけど..........」
「なんだ。ついでか」

でも、ありがとさん。
コーラ味がちょっぴりする豚の肩ロースも柔らかくて、
タイヘンにおいしゅうございましたァ。

 17212-r2.jpg

パトさんがいう。
「あなたは、怠けもん、怠けもんといっているけれど、
 ほんとのほんとだった」ってね。

アハ。
あっちのうちから怠けもんの神さん連れてきたからね。
いまでも仲良くしてるから.........

だけど、自分が興味のあることはマメなのだ。
もって生まれた性分は、急には換えられはしない。
いつも、ごろごろしてるけれど、マメなときはマメなんだ。

またパトさんがいう。
「あなたは、なんか探すのは名人だね」
たとえば100円ショップでね。欲しいもの、すぐに探し出す。

陳列のタナより上に顔がでているからね。
見渡すことができるし、
なんかしらん、このへんだっていうカンがある。

ひょっとして釣り師のカンかもしれない。
上手な釣り師は状況判断がはやくて想像力に富んでいる。
とんだところで、昔取った杵柄かァ..............

 17211-m2_20170212090403ab5.jpg

普通にお月さんへカメラ向けてシャッター押しても、
こういう黄色のお月さんは撮れない。
だいたいは、月がハレーションして、ぼやぼや〜ん。

こういうときは、シャッター優先にする。
モードダイヤルの「S」だね。
それで、シャッタースピードを1/400くらいにする。

これで、月へ向けてシャッター押せば、
お月さんの明るさに露出があって、クレーターが撮れる。
今夜は、たしか満月。やってみて................

 1728-ff03.jpg

わが家から電車の踏切こえて、まっすぐいくと、東海道線の駅にぶつかる。
その道中の繁華街両側に露天がでていた。いうなれば闇市というやつ。
昭和23年頃のはなしだ。

戦災で焼け残った大理石の銀行の階段前に、いつも本屋さんがいた。
新刊本は、紙不足であまりでなかったので、
敷いた茣蓙のうえに赤インクで線の入った古本を並べていた。

オレね、学校を終えるとすっとんでいき、
おじさんの横へちょこんと座って、本を読む。
毎日いくものだから、おじさん公認のタダ読みだったのだ。

「ぼうず、本好きか」
「うん」
「それじゃ、読んでいいよ」

本を大事に扱うところを、見ていたのだ。
おじさんは学徒動員で戦争へいき、片足を失った傷痍軍人だった。
そのとなりで白衣の人がアコーディオン弾いてた。

そのうち、復興してきて闇市はなくなり、
おじさんもどこかへ消えた。
街中は、バラックが壊されて都市計画道路がどかんと抜けた。

数年して近所に古本屋ができたので、
入ってみると、勘定場に座っていたのは、あのおじさんだった。
きれいで若い奥さんと赤ちゃんが奥の部屋にいた。

勘定場に座って本を読んでるおじさんはシアワセそうだった。
遊びにきていいよ。
そういわれて本屋に入り浸りになれるオレもシアワセだった。

オレは、このとき中学1年生。
江戸川乱歩全集は、この店で読破した。
映画屋か、本屋か。将来を迷っていたころ。

ときにエロ本を読んでいたが、
「なんでもいいから、詰め込め..........」
おじさんはこういった。

父親の会社が倒産して、郊外へ移り住んだが、
それでも自転車に乗って、30分走っておじさんの店にいく。
ある日曜日、いつものように自転車でいくと、店が閉まっていた。

おじさんは、足の弾傷からカリエスになり、
あっけなく逝ってしまったのだ。
だから、本屋になりたい......... というオレの夢は、ますます募った。

おじさんの分もという意味があったかもしれない。
都会にでていって、最初にしたアルバイトも古本屋だった。
本に埋もれているとシアワセだったからねぇ。

本屋になる夢は成就しなかったけれど、
40歳を目前にして脱サラし、ちっちゃな出版社を起こした。
世のなかでは活字離れが進み、商売は楽ではなかったが、毎日が楽しかった。

寝る間も惜しんで仕事に没頭した。
刷り上がったばかりの本の、
紙とインクの匂いがなによりも心地よかった。

徹夜つづきで、会社のソファーで仮眠しているとき、
きまってみる夢があった。
銀行の大理石の階段に、ちょこんっと座って、本を読んでる自分。

おじさんの顔は忘れてしまっているのに、
夢のなかでは、はっきりしていた。
おまえ、頑張れよ...................と微笑むのだ。

8年経って、ちっちゃな会社も格好がついてきた。
その年の帰省で、おじさんの店のあったところにいってみると、
そこにはコンビニエンスストアがあった。

もしや、と隣の家の表札をのぞくと、名字が一緒。
思い切って玄関のベルを押した。
30年の歳月がお互いを変えていたが、奥さんと再会した。

残念ながら、
奥さんの記憶にはあまり残ってはいなかったが、
名刺を仏壇にあげて喜んでくれた。

オレがいまも、
本を捨てられないのには、
こんなストーリーがあるんだな。

あら、今日ははやいね。
ほなあした..............

20chaplin_20131128081945c5b.gifゆぁ・はっぴー?

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