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2017-10

峠の狐に抓まれたはなし - 2016.05.30 Mon

雨が降ってる。昼まで降るらしい。で、早起きした。
パトさんのお姉さんがおいでになる。
昨夜は駅前のタワーホテルの44階に泊まったらしいのだ。

電話があって、素晴らしい夜景だっていってた。
パトさんは展望台までいったけれど、オレねぇ、いったことがない。
山のてっぺんは好きだが、ビルのてっぺんは、あまり興味がない。

閉所恐怖症だから狭いところへ潜れないが、高いところは好きだ。
初めて日本第2峰の南ア北岳へいったとき、
雲海の上に浮かぶ富士山をみて感動して以来ずっと好きだ。

姉上には幾日か逗留していただき、あちこち、ご案内する。
この雨があがれば、なんとか、晴れは続きそうだ。
ま、写真が撮れるから、思いきり遊んどく。

14622-f01.jpg

北岳から鳳凰三山縦走のあと、高いところが気持ちよかったし、
もと長距離選手のスタミナが、なんぼ歩いても平気という、
なんか意外な面を見いだして、山歩きが好きになった。

その翌る月に富士山へ登った。
頂上でみたご来光が忘れられずに、その年はもう1回登った。
頂上測候所へドームを吊り上げる日だった。

富士山へはそのあと20数回登った。
4年ほどまえ、5合目までバスでゆき、登山道をちょっとだけ歩いたら、
心臓がバクバクして、慌てて、歩くのをやめた。

50歳まで山歩きをしたけれど、南アルプス聖岳で仲間たちと、
歩き仕舞いをしてからは、一切登ってはいない。
理由はたった1つ。

「もう、あのころのオレたちじゃない」
もういいよな.......... 誰もがそういって、未練をもたなかった。
最後に広河原で野営しておしまい。

ついこの間も60歳代の遭難が報道された。
そういうのを聞くと残念でしかたがないし、悔しい。
自分の思うより体力は落ちている。これを自覚しないといけない。

14530-km12_20160530072232dc4.jpg

しばらくいってないけれど、
聖岳の麓の遠山川の北又沢の出合いからちょっとゆくと、
はるかに聖のてっぺんが見える。

ここまでは車でいけるから、ちょいとてっぺん覗きにゆく。
いつだったか、まだ四駆に乗ってるときだ。
ひとりで、そこまで走っていっての帰り、ヒョー峠で狐に抓まれた。

長野県と接するところはヒョー峠。
ここで1年にいっぺん国取りの綱引きが行われる。
静岡勢は、何度か負けて、境界は南へ押されている。

オレ自身、都会から帰ったばかりで、
ヒョー峠を越えたのは10年ぶりくらいだったか。
暗くなるまえにと峠を登った。

ほどなく峠を越えて下りにはいる。
しばらく下って気づいた。
えッ? 下りた先は、さっき登った林道下の集落ではないか。

信州側から峠を越え、また、信州側へ降りてきたのだ。
オレって狐に化かされたか。
たまたま登る車があったから、知らん顔して後をついていった。

峠を越えたこっちの集落で、
直角に曲がるところの標識見忘れ、直進して元に戻っていた。
夜だったら、峠を越えては元に戻り、狐に化かされ続けていたねぇ。

14530-km11.jpg

そういえば、ジィちゃんが狐に抓まれたってはなしも聞いたな。
おんなじところを、一晩中くるくるまわっていたという。
むかしは街灯もないし、狐狸っていうくらいで狸もわるさしたらしい。

ま、不思議なことや、勘違いは、狐狸のしわざだからね。
それで集落で共同で犬を飼ったんだ。
個人ではなくてね。

それで集落に不審なものが入ってくれば吠えて報せるし、
狐狸の類も入ってはこれなかった。
で、集落をでて知らぬところで狐に抓まれるんだな。

14530-km15.jpg

酒なくてなんの己が桜かな、っていう。
父親が69歳のとき酒でずたぼろの胃を全摘した。
2ヶ月も釣りを我慢したから、もう、釣りにゆくといいだした。

まだ一人では行かせられない。
ロクな孝行をしてないオレは承知せざるを得なかった。
オレも白ハヤ釣りは嫌いではない。

で、ある日、出かけた。
そこは関東からも釣り師がくる有名な川だった。
寄せ餌を打つとキラキラ、キラと白ハヤが寄ってきた。

入れ食いが始まる、
わずか2ヶ月のブランクなのに父親は狂喜した。
治ってよかった........... としみじみいう。

大袈裟ではないんだな。
酒だけでなく、釣りなくてなんの己が................ って人だからね。
オレも連れてきてよかったと、ほのぼの親子の触れ合いに浸っていた。

と、そこへ大型バスが停まり、
どやどやと大勢の釣り人が降りてきた。
和竿に竹魚篭、いでたちはキマっている。言葉は東京弁。

で、対岸にどかどかと入り込み、
最初は遠慮していたが、次第に入れ食いの2人の間にウキがとんでくる。
当然ながら白ハヤの群れが散った。

すると父親は、寄せダンゴをボコボコと打ち始めた。
横にいて心理は充分過ぎるほどわかった。
と、対岸の侵入者がなにやらいったのだ。

「いけませんね、そんなに打っては、
 道理を知りませんねぇ.........」

これを聞いて父親がキレた。
残りの寄せ餌を全部ダンゴにし、ドボン、ドボンと放り込む。
対岸からなにやら非難の声がした。

「てやんでぇ、マナーのないのはどっちだ。
 わしゃ、帰るからあとは勝手に釣れっ」

それを聞いて、
オレが腹を抱えて大笑い。
この分なら当分大丈夫だわいってね。

父親は、それから20年余、釣りをした。
根性なしのオレは67歳で釣りをやめてしまった。
いま、この家に釣道具はなにもない。

本日は「釣り百話」からの抜粋、加筆。
ほなあした..............

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