topimage

2017-08

思い出のなかの匂いって、なぜかイイ匂い - 2015.07.01 Wed

足が 攣りかけて 目が醒めた。
で、暗いからもう一度眠ろうかとしたら6時だった。
いかにも梅雨っていう朝だねぇ。

こういう日は好きじゃない。
アクティブになれないからねぇ。
部屋にすっこんでないといかんからねぇ。

でも、大地に染みこむ雨だって作物には必要なんだし、
ごんべの都合ばっかりじゃ、世のなかまわらない。
しかたないさァ。

で、カギをもらいにいって、新居の周りを一走り。
片側2車線の道路が脇を抜けていて、
長いこと郊外人でいて、田圃みなれてるから気後れしそう。

でも、多少の昔日の面影に心のやすらぎ覚えた。
これがね、これからの支えになりそうだ。
そう。このあたり、オレの心のふるさとだもの。

ちかくに、そのむかしラッキョ軽便の走った線路跡が、
遊歩道になって残っていて、これがまた懐かしい。
家々の軒を掠めるように、ちっちゃなちっちゃな軽便列車が走ってた。

 111009-h01_20150701065403cf0.jpg
 ↑ なつかしの隧道

先日も書いたのだが、
駅の西側の枕木で造った柵に寄りかかり、
石炭の匂いなのか、蒸気の匂いなのか、はたまた音なのか。

SLの吐き出すもろもろが男の子は好きなのだ。
そういえば、女の子はなんの興味も示さなかったものね。
構内で入れ替えをするところを、日が暮れるまでみていた。

自動車が残していくガソリンのにおい、そして蒸気機関車のにおい。
思い出のなかの匂いって、なぜかイイ匂いなんだね。
たまに自動車が通ると、道路の真ん中に出て、ガソリンの残り香を嗅いだ。

そういえば、味だってそうだ。
思い出で味付けされたご馳走に勝る味には、二度と出あえない。
いまだかって、その味が再現されたことはないんだな。

 1571-asa1.jpg
 ↑ 昨夜のご飯

カギをもらった帰りに、ファミマへ寄って、洋食弁当を買ってきた。
どこが洋食なんだ感は、エビフライがだしているのか。
それからアイス最中を1コ。

ついに電子レンジが壊れた。この土壇場へきてねぇ。
これがないと困る。
いちばん先に買わなきゃいかんのはこいつか。

それでも、コンニャクとキュウリの炒め物はつくった。
ヘルシーだねぇ。

 111008-h25.jpg
↑ なつかしの隧道

ごんべは、この隧道のこっち側で生まれ育った。
今度住むのは、その向こうっかわなのだね。
カミさんが眠るのは、この緑に包まれた城址公園を見下ろす丘の上。

いずれは、ごんべもそこへゆく。
遠望するごんべの育った街はビルが佇立し、
その向こうのカミさんが生まれ育った街はみえはしない。

町内を走っていたラッキョ軽便の記憶はあまり多くはない。
たしかに、煙突が長くてその先がラッキョのように膨らんでいた。
煙を吐いて走る姿の記憶は薄いが、甲高い汽笛はいまも耳に残っている。

ガキ大将がねぇ。
「雨が降ると車輪が滑る。だから砂を撒くんだぞ」
と、講釈たれて小鼻を膨らませたね。

たしかにお城の脇から緩やかな坂となって高台へ至るから、
雨の日は、ガキたちが駆けっこで挑むと、
軽便よりも速かったりしたのだ。

お城下のトンネルは子供たちのテリトリーの境界線。
ここから学区が変わった。
トンネルの入り口で線路に耳を当て、電車の気配をさぐる。

音がしなければ、この80mを駆け抜ける。
電車がくる恐怖の克服と隣町のテリトリーを侵すという二重の冒険だった。
ガキはガキなり、これをクリアして一人前。

 111009-h07_201507010820339c8.jpg act111122_20150701082028aab.jpg
 ↑ ごんべの生まれ育った街

それから何年かして、ごんべもトランクひとつ提げ、
定番の夜行の鈍行で都会へでてゆく。
行き着いた先が、雨が降ると蛞蝓の出る学生アパート。

わがずたぼろ青春譜の蛞蝓三畳間がこれ。
なんか根暗だったねぇ。
なぜか、テント劇場などへ足しげく通ったが、それにはわけがある。

その思いをたどっていくと、
焼けトタンバラックの下町風景へとつながっている。
石畳の坂を上がると、観音様で有名な寺があり、春秋の彼岸には縁日がたった。

池の畔のテントではサーカスのジンタが鳴り、
大きなタルのなかではオートバイが爆音立ててまわっていた。
そこに至る道の両端にはずらり露店が並んでいる。

さァ、寄ってらっしゃい、みてらっしゃい。
子供はこの線からはいっちゃいけないよ。
ってね、一度洗ったら縮んじゃいそうなズボンなど売ってるゥ。

 「正調寅さんの啖呵売」←click

筵囲いの小さな小屋の、
大鼬やら蛇女の呼び込み聞くとわくわくした。
なになにちゃん、やァ〜〜〜〜〜〜い。

先日も書いたけれど、
半分めくった筵から、ちらっと見える真っ白けのお姐さん。
お代は見てからのお帰りィ、って10円握りしめて筵をくぐるのだ。

するとなにやら怪しげな、ろくろっ首が幕の手前で伸び縮みして、
はい、お帰りはこちら。
で、出がけに、子供は20円だよォ。

これが常套手段だから、そうそうはひっかからないのだな。
10円しかもっちゃいないよォ。
ポケットひっくり返してみせ、筵の外へ飛びでる。

どこまでがほんとで、どこまでが嘘なのかか、わからない。
子供心にも、その向こうになんかありそうで、
あの雰囲気に無性に惹かれた。

で、都会へ出ていって出遭ったアングラなるものに、どっぷり浸かったのは、
一生懸命、わけわからんことやってるところが、
観音様の縁日の、なぜか漂う物悲しさに、一脈通じていたのかもしれない。

いつだったか、夕方に池の畔へいったことがある。
筵掛けの裏っかわで、呼び込みのお兄ーさんと、首白く塗ったお姐ーさんが、
並んでバタバタ七輪煽って魚を焼いていた。

赤い蹴出しがちらと見え、オレはガキのクセして、
ドキドキしながら目をそらした。
随分とむかしの話ではあるけれど、そういう想いの積もる街へ戻る。

それがオレの終の棲家に相応しいではないか。
ねぇ。
ほなあした........

20chaplin_20131128081945c5b.gifゆぁ・はっぴー?

今日もお読みいただいてありがとうございました
ごんべのテンションアップにご協力ください!!

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 
にほんブログ村 シニア日記ブログへ
にほんブログ村


これまで書きためた エッセイ等をこちらへ集約させています


コメントをどうぞ!!
改装開店いたしました
ひとりごとです

*ごんべの「写真ホームページ」です
 

お暇なときにどうぞ !!
←文中の5行詩と駄句を収載しています     
関連記事
スポンサーサイト

● COMMENT ●

こんばんは^^

赤レンガの隧道に、あたたかい光、
そして、緑の葉が、とてもいい雰囲気ですね。
ここを通っていくと、どんな景色が広がっているのだろうと、
想像しながら、向こうに見える、緑を眺めています。

ごんべさんの、フォトチャンネルと、
gooブログが、見られないのですが、どうしてでしょう。

Re:K-24さん

gooブログの件、連絡もせずお詫びします。

実は、この「てんちゃら......」はgooブログで始まったのです。
その後、二年ほどでいまのFCへ移りましたが、
最初にブログを始めたところというこで、先日まで残してきました。

でも、ほかに写真ブログも写真サイトありますし、
二番煎じであることは免れないので、思いきって削除したのですよ。
すみませんでした。いまは消滅しております。


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://10pora.blog70.fc2.com/tb.php/4108-a10a9070
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

それが愚かな行為だと充分に知ったではないか «  | BLOG TOP |  » 掟破りのイイ加減はコロンブスの卵である

Pictlayer

写真は画像クリックで拡大
オリジナルサイズでどうぞ


ADMIN

It is when now?

ブログパーツ時計

でじかめ倶楽部

新規メンバー募集中

メールフォーム

 管理人への連絡はこちら
 要返信はメアドご記入下さい

 

twitter

 Twitterボタン
Twitterブログパーツ

写真アルバムへゆく

*アルバムを観る
 

Counter

  total
  today
  yesterday

ただいまのお客様は

Other

 

 
 テンプレ/レンタル









ご訪問に感謝!!

プロフィール

ごんべ

Author:ごんべ
またの名をGombessaとも
ただ単に ごんべとも称する

すべての更新情報

 
 ごんべのWeb siteすべて
 の更新情報はこちらです

LINK



 

 

 ♪ネットラジオ

 radiko.jp


*自分史エッセィ
 
*写真のブログ
 
*写真ブログの過去ログ
 
*飛行機写真だけのブログ
 
*フィッシング サイト
 

*自然を愛するカメラマン
 

 

プルダウンリスト

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する